更新日:2024/05/10

介護職員の人間関係の悩みはなに?改善方法やいい環境への転職方法を解説

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介護現場の人間関係トラブルが原因で心を病んでしまい、退職してしまったという介護職の方は意外と多くいます。

なぜ、介護現場では人間関係の悩みやトラブルが付き物なのでしょうか?本記事では、介護職の人間関係の悩みや改善方法、人間関係が良い職場への転職方法について徹底解説していきます。

なぜ人間関係が悪化してしまう?


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なぜ、介護現場では人間関係が悪化しやすいのでしょうか。

それは、介護サービスを提供するにあたり、介護職や看護師、ケアマネジャー、生活相談員など資格を持った多職種連携でのチームケアが欠かせないからです。


また、介護職は利用者様やご家族の方との信頼関係を築いたり、安心して介護サービスを受けて頂いたりするために、高齢者とのコミュニケーションを図ります。

要は、介護職は「人間関係」や「人とのコミュニケーション」が欠かせない職種なのです

そのため、価値観や考え、相性が合わないという問題が生じ、人間関係の悩みやトラブルで退職を決意する介護職が後を絶ちません。

ここからは、介護現場で人間関係が悪化してしまう理由を3つご紹介します。

関わる人の年齢も性格も多岐にわたる

介護現場のスタッフは、関わる人の年齢も性格も多岐にわたります。

ただ単に、さまざまな年齢層や性格の介護職が働いているというだけでなく、利用者様やご家族の方なども、自分自身と年齢層や性格が大きく異なります。


また、看護師・訪問医などの医療職やケアマネジャー・生活相談員などの相談援助職員、理学療法士・柔道整復師などのリハビリ職など、活躍する職種もさまざまです。

さまざまな年齢や性格の方とチームで働く以上、価値観や考え方、意見などの食い違いが生じ、時として派閥争いや人間関係トラブルへと発展していくのです。

職員の年齢もさまざまで価値観が異なる

介護現場で活躍する介護職の平均年齢は40代〜50代です。

育児がひと段落し、介護の仕事に復職する主婦パートが多い傾向にあります。

しかし、主婦パートだけでは、24時間体制での見守りや介護ケアが必要な介護施設で夜勤に入れる職員がまったくいないという課題が生じてしまうでしょう。

そのため、介護現場では年齢や性別、雇用形態を問わず、さまざまな人材を積極的に採用しています。


福祉系高等学校で介護福祉士を取得した場合であれば、18歳という若さで介護職として活躍することも可能です。

また、70歳を過ぎても「職務遂行能力」という、仕事を進める能力があると認められた場合、パート雇用やフルタイム勤務で働くことも可能です。

介護職の年齢層が幅広いことによる価値観が違うことや意見を聞いていないことが原因で、人間関係の悩みやトラブルが生じやすいと考えられています。

職場の業務量が多く環境が整っていない

介護業界は、「少子高齢化」の影響を強く受けている業界です。

少子高齢化により、要介護高齢者が増加する一方で、介護の担い手となる若年世代が年々減少し続けています。

そのため、介護業界は深刻かつ慢性的な人手不足問題を抱えているのです。


介護現場の人手不足により、介護職1人あたりが担当する業務量が多くなり、サービス残業や急な勤務変更を強要されるケースもあります

職場の業務量が多く、介護職一人ひとりが働きやすい環境が整っていないため、業務の押し付け合いに発展し、ストレスを感じ人間関係が悪くなっていくのです。

よくある悩みはどんなことがあるか解説


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介護現場の人間関係の悩みには、具体的にどのようなものがあるのでしょうか。

特に、人間関係の悩みを1人で抱え込みがちなのが、入社したての新人介護職です。

ここからは、新人介護職によくある介護現場での人間関係の悩みを3つご紹介します。

新人の教育が不十分

介護現場の大半は、深刻な人手不足問題を抱えています。

そのため、せっかく新人介護職や転職者が入社してきても、仕事内容や基本的な介護技術・知識を教える時間や心の余裕がありません。

特に、教育担当を任された先輩介護職は、自分自身が普段担当している介護業務を進めながら、新人介護職に仕事を教えなければなりません。


新人介護職もバタバタとした状況の中、早口で説明を受けるため、仕事が覚えきれず「自分は介護の仕事に向いていない」と思い込み、早期離職することも

多くの介護現場では新人介護職の早期離職率が高い状況となっており、同じ介護職が少人数で交代しながら仕事を続けているケースが多く見られます。

そのため、新人介護職がより職場の雰囲気や人間関係に馴染めずに辞めてしまう可能性が高くなってしまいます。

ベテランパートの人とそりが合わない

介護職は40代〜50代の女性職員が多い傾向にあります。

中には、新卒入社し、結婚と出産を経て、パート雇用に雇用形態を変更して働いているベテラン介護職も存在します。

勤務歴が長くなるほど、自分自身の仕事の出来や経歴に自信がつくものです。


そのため、ベテランパートが新人介護職を理不尽に𠮟りつけたり、自分が担当するはずだった業務を押し付けたりすることも起こりえます。

新人介護職にマウントをとろうとするあまり、行き過ぎた行動をとってしまうのです。そのため、新人介護職が職場の人間関係に悩み、早期離職してしまいます。

ピリピリして言葉遣いや態度に余裕がない

「トイレに行きたい」と言っていている利用者様に、「ちょっと待って!」と強い口調で返している介護職を見たことがある方は多いのではないでしょうか。

介護現場では、業務量が多く、限られた時間内に大量の業務を終わらせないといけないというプレッシャーから、常にピリピリしている介護職員の方もいらっしゃいます。


中には、上司や管理職がピリピリしてストレスを感じることで、部下に八つ当たりしているケースもあります。

利用者様や新人介護職など、周囲の人間に当たり散らす人が多いような介護現場で長く働き続けたいと思う人は少ないでしょう。

人間関係を改善するコツ


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人間関係の悩みやトラブルが多い介護現場。

人間関係の悩みやトラブルを改善し、円滑に業務を進めるには、どうすればいいのかと頭を悩ませる方も少なくないことでしょう。

ここからは、介護現場の悪い人間関係を改善するチェックポイントを5つご紹介します。

上司や同僚・知人に相談する

人間関係の悩みやトラブルはまず、上司や信頼できる同僚、知人に相談することを選ぶ方が多くいます。

1人で抱え込んでしまうとうつ状態になってしまったり、会社に行きたくなくなったりして、無断欠勤をしてしまう可能性があるからです。

まずは解決策や改善案を求めるのではなく、自分自身が今抱えている不満や悩みなどを打ち明けることが大切です


不満や悩みを打ち明けてスッキリした段階で、上司や同僚、知人などと一緒に解決策や改善案を考えるようにしましょう。

相談は一度に全部済ませようとするのではなく、時間を決めて数回ずつに分けて行うことで、業務に支障が出ることがありません。

自分の正しさだけを伝えない

上司や信頼できる同僚に人間関係の悩みを打ち明ける際、「相手が悪い」「自分は努力しているのに」と、自分を正当化して伝えてしまいがちです。

普段、相性や価値観が合わない介護職との人間関係に悩まされているからこそ、自分をかばいたくなるのは人として当然の心理です。


しかし、「自分が絶対正しい」「相手が100%悪い」と伝えてしまうと、「いくらなんでもそれはないんじゃないか」と疑われてしまいます。

自分の正しさだけを言わず相手の立場や気持ちを気にして考えたり、日頃から人間関係で悩んだことを客観的な視点で記録に残したりすることをオススメします。

相手を否定せず傾聴する

一度悪化した人間関係を改善したり、トラブルを和解したりするためには、当事者同士と上司で話し合いを行うことが重要です。

しかし、この話し合いの場では、決して相手を否定したり、相手に普段言えなかった文句を言ったりしてはいけません。

余計に人間関係の悪化に拍車がかかってしまいます。


まずは「そういう意見や考えもあるのだな」と思いながら、相手の話を傾聴することが大切です

また、話し合いを終えた後も、笑顔で挨拶をしたり、感謝の言葉を伝えたりすることで、円滑な人間関係を保つことができます。

陰口や悪口に参加しない

勤務経験の長いお局介護職がよくしている同僚の「悪口・陰口」の言い合い。

そばにいるだけで、「あなたもそう思うでしょ?」と巻き添えをくらうこともよくある話です。


しかし、「そうですね」と肯定してはいけません。

肯定も否定もせず、笑ったり相槌を打ったりして一緒になって言わないように流しておきましょう。

苦手な人に対する悪口・陰口に便乗してしまうと、「あの人もそう言ってたわよ」と、自分自身が悪口を言ったことが広まってしまう可能性があります。

マニュアル作り業務を効率化する

新人育成や業務内容に関して、マニュアル作成をしていない介護現場が意外と多くあります。

マニュアル作成をしていないからこそ、介護職一人ひとり、それぞれがやりやすい方法で業務を進めるようになってしまうのです。


そのため、業務内容が一貫されておらず、新人介護職は大変混乱します。

パソコンやマニュアル作成ツールを使用し、マニュアル作り業務を効率化することで、上司や管理職も効率的にマニュアル作成をすることができます。

どうしようもないときは転職を考える


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上司や管理職、信頼できる同僚などに相談したり、話し合いの場を設けたりしたにもかかわらず状況が変わらない場合、転職を考えることも大切です。

合わない人と何カ月も一緒に仕事を続けていると、心を病んでしまう可能性があるからです。

相談したり、改善策を提案したりしても状況が改善されないと判断した場合、これから紹介する2つの方法で転職活動をしてみてください。

まずは転職サイトやエージェントに登録する

人間関係が良い職場というのは、実際に入社してみないと分からないものです。

介護施設・介護事業所のパンフレットや公式ホームページに写っている写真の雰囲気が良くても、実際とは異なる場合があるため注意が必要です。


「どうしても人間関係が良い職場に転職したい」

「人間関係の悩みやトラブルはもうコリゴリだ」


そうお考えの方には、一度転職サイトやエージェントに登録し、専門のアドバイザーに相談してみることをオススメします。

特に、転職エージェントでは、多くの介護施設・介護事業所の内情を知り尽くしたプロのアドバイザーが、人間関係の良い職場を紹介してくれます。

1人で人間関係の悩みが少ない職場を探すよりもかなり効率が良いうえ、的確な求人を紹介してもらえるため安心です

さらに、以下のような手厚いサポートが受けられます。 


・非公開求人の紹介

・履歴書添削

・面接対策や面接への同行


1人での転職活動では絶対に受けられないような手厚いサポートが充実した

転職サイト・転職エージェントが豊富にあります。

登録から利用まで完全無料でできるため、是非一度登録してみてください。

働いている現場が分かる施設見学も検討する

人間関係の良し悪しは、実際の介護現場に行けばチェックできる可能性があります。

転職活動をする際は、転職を検討している介護施設・介護事業所に連絡し、職場見学またはボランティア活動をさせてもらいましょう。

職場見学では、職場を一通り見て回り、担当者から説明を受けます。長くても1時間未満のため、職場の人間関係を観察するのは難しいかもしれません。


しかし、「傾聴ボランティア」では、利用者様の話し相手やレクリエーションの手伝いに7〜8時間という長い時間、参加させてもらえます

人手不足の介護現場では、ボランティアの方を積極的に募集しているため、介護職としてのスキルがあれば、より歓迎してもらえることでしょう。

丸1日休みがある時に是非、施設に確認してボランティア活動に参加してみてください。

 
・元気のない、疲れた様子の介護職がいる

・「40代前後の主婦パートが多い」など、介護職の年齢層がばらけていない・運営理念と実際の利用者様への対応が異なっている など


転職前に問題点を見つけることで、自分自身に合わない職場とのミスマッチが防げる点が特徴です。

時間がとれるようであれば、積極的に職場見学やボランティア活動に参加してみることをおすすめします。

まとめ


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介護現場の人間関係に悩んだ時や、人間関係のトラブルに巻き込まれた時は、まず、上司や管理職、信頼できる同僚などに相談しましょう。

必要に応じて、トラブルを起こしている相手と上司を交えた話し合いを行うことも重要です。


しかし、話し合いの場では決して自分自身を正当化したり、相手の悪い点を並べ立てたりしてはいけません。

穏便に、自分が悩んでいることや、解決に向けてして欲しいことなどを上司やトラブルを起こしている相手に伝えることが大切です。

何度上司に相談しても、話し合いの場を設けても、状況が一切改善しない場合、無理してその職場で働き続ける必要はありません。

介護業界専門の転職エージェントに登録し、人間関係のいい職場を紹介してもらうことで、悩みが一気に解決する可能性があります。

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